アルバロ・パラシオス　グラッタヨップス　ビ・デ・ビラ2017

プリオラート4人組」として世界に名を広め、1997年アルバロ パラシオスを創業。自然を尊重し、土地を愛し、ガルナッチャを中心に伝統的な方法に則ったワイン造りを行う、今やスペインを代表する造り手です。
グラタヨップスの村に点在する、標高340-430mに位置する所有畑。樹齢は約17-70年。100%除梗後軽く圧搾。大樽で発酵、ピジャージュを行います。その後マロラクティック発酵。15ヶ月バリックで熟成。
グラタヨップスの町に点在する畑のブドウをブレンドした村名クラスのワイン。赤いベリー類の凝縮した果実味。ハーブ系のすっとした香りとアロマ。透明感があり瑞々しい味わいで、テロワールを的確に表現しています。
DOCaプリオラート
ガルナッチャ 80% / カリニャン 19% / その他 1%

ヴィンテージ情報
春は例外的な干ばつに見舞われました。例年150-250Lの降雨があるのに対し、5月になるまでわずか60Lでした。例年より気温が2度ほど高く、芽吹きが約10日早まりました。開花も早く、非常に良い状態でした。ガルナッチャではほぼ100%の花に実がつき、生育サイクルで最も重要な時期を乗り越えました。一方で、雨が全くないまま夏が到来しました。6月に極わずかな雨がありましたが、明らかに不十分でした。7月、8月、9月は空を見つめて過ごしました。当惑し、失望が広がり、願いはたったひとつでした。雨よ降ってくれ!しかし容赦ない熱波は弱まることなく、夏の気温は47度を記録。収穫は誰も予想しない早さで、国際品種を8月の終わりに収穫。極端な気候により、粒が小さく、収量減となりました。土着品種のガルナッチャとカリニェナは、我々が誇る古い畑では特に、忍耐と地中海的な特徴を発揮しました。厳しい条件下でも非常に健康なブドウに育ちました。海からの南西風が毎日午後、畑に湿度を運びました。この風が、水分不足と戦っている葉の緑色を保ち、ブドウに凝縮感と溌剌とした酸をもたらしたのでしょう。グラタヨップス収穫9月10-10月20日。