ヴァンサン・ジラルダン　ムルソーVV2017

チョークが多く、粘土が少ない土壌で、ミネラルの多い丸みのあるスタイルのワインとなります。三つの区画からの葡萄を使用します。二つはヴォルネイ側にある「ル　クロマン」と「レ コルバン」で甘みをもたらし、残り一つはオーセイ　デュレス側にある「レ　ヴィルイユ」でミネラルをもたらします。それらをブレンドすることで、複雑でバランスの取れたワインとなります。228Lのブルゴーニュ樽（新樽15％）で発酵、14ヶ月熟成させます。樽は、ミディアムローストで、香りを付け過ぎないようにします。「ムルソーは、一般的にバターのような味と例えられることがありますが、それは間違いです。何故ならワインの中に元々バニラの要素はなく、それは樽が影響しているからです。正しいムルソーのテロワールを表現するならば、ナッティなテイストというのが正解でしょう」とマルコは話していました。ピュリニーよりもより力強い料理、例えばロースト、グリル、マリネした魚、エスカロープ、脂身のある魚、バターで炒めたホタテなどに合います。